ComfyUI v0.36.0公開:汎用ループやYue2・Marigold v2に対応

基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| リポジトリ | comfyanonymous/ComfyUI |
| 版 | v0.36.0 |
| 公開日 | 2026-09-16 |
| ライセンス | GPL-3.0 |
| 出典の種類 | 公開元の一次情報(公式GitHubリリースページが一次情報) |
収集・肉付けの時点で当サイトのコードが確定させた値です。日付はJST。
概要
グラフおよびノード形式のインターフェースを備えた、Python製の強力かつモジュール化された拡散モデル向けGUI・API・バックエンドである「comfyanonymous/ComfyUI」の最新バージョン「v0.36.0」がリリースされました。
本バージョンでは、汎用ループ(Generic Loops)の実装や、音楽生成モデル「Yue2」および「Marigold v2」のサポート、LlamaベースモデルにおけるRoPE処理の高速化など、多くの新機能や最適化が導入されています。また、AMD環境における各種改善や、多数のパートナーノードの追加・更新も行われており、ローカル環境での生成AI利用の幅をさらに広げるアップデートとなっています。
主な変更点
ローカルLLMや画像・動画生成の利用者に影響のある主な変更点は以下の通りです。
- 汎用ループ(Generic Loops)の実装: ワークフロー内でループ処理を可能にする「Generic Loops」(CORE-14)が実装されました。リスト内の異なるアイテムをループ内で処理できるようになっています。
- 音楽モデル「Yue2」のサポート: 新たに音楽生成モデル「Yue2」に対応しました。ノードでの最大曲の長さが増加したほか、AMD環境での問題修正、生成用のABCノードへのコントロール追加が行われています。
- 「Marigold v2」のサポート: 深度推定モデル「Marigold v2」に対応し、ブループリントが追加されました。
- Llamaベースモデルの高速化: Llamaベースのモデルにおいて、comfy-kitchen(v0.2.34に更新)の「apply rope」を使用するように変更され、より多くのモデルで高速なカーネルが適用されるようになりました。
- ビデオ結合ノードの追加: 新たにビデオを結合する「Video Concatenate」ノード(CORE-436)が実装されました。
- MiniMax-H3 VAEの最適化: MiniMax-H3 VAEのメモリ使用量が削減され、最適化が行われました。また、Comfy compilerによるh3 fun controlnetの修正も含まれています。
- AMD GPU環境の改善: WindowsのAMD環境におけるVAクォータが4TBに引き上げられたほか、手動インストールの手順が更新されました。
- パートナーノードのアップデート:
- BFL: 「Flux Video Edit」ノードが追加されました。 – Gemini-LLM: 「Gemini 3.8 Flash」がテキストノードに追加され、新たに「GeminiNodeV3」が導入(V2は非推奨化)されました。 – OpenRouter: Microsoftの「mai-image-2.6」モデルへの対応や、MAI imageノードへの自動アスペクト比機能が追加されました。 – Tripo: v3 APIへの移行、Smart Segmentノードの追加、および「Tripo P2」(text, image, multiview)モデルノードが追加されました。 – Bria: 新しい画像編集ノードと「Video Eraser」ノードが追加されました。 – Pruna: 「P-Video-2」を用いたtext-to-videoおよびimage-to-videoノードが追加されました。
- その他の調整:
Add Noise to Imageノードにおいて、アルファチャンネルにノイズを追加しないように変更されました。また、ImageColorSpaceにlinearが追加されました。フロントエンドパッケージはv1.52.7に、ワークフローテンプレートはv0.11.62に更新されています。
対応モデル・ハードウェア
本バージョンで新規に対応、または最適化されたモデルおよびハードウェアは以下の通りです。
- 対応モデル:
- 音楽生成モデル「Yue2」 – 深度推定モデル「Marigold v2」 – LlamaベースのLLM(RoPE処理の高速化) – MiniMax-H3(VAEのメモリ使用量削減) – Microsoft
mai-image-2.6(OpenRouter経由) – Gemini 3.8 Flash(Gemini-LLM経由) – Tripo P2 - 対応ハードウェア・環境:
- AMD GPU(Windows環境におけるVAクォータの4TBへの引き上げ、Yue2の動作問題修正)
アップデート方法
WindowsおよびLinux環境における手動インストールの推奨環境とセットアップ手順は以下の通りです。
推奨環境
- Python: Python 3.13が強く推奨されています(Python 3.14は動作しますが一部のカスタムノードで問題が発生する可能性があり、Python 3.12も利用可能です)。
- PyTorch: PyTorch 2.7以上が最小要件ですが、最新のメジャーバージョンと最新のCUDAバージョンの組み合わせが強く推奨されます。NVIDIA 20シリーズ以上のGPUを使用する場合は、cu130以降のPyTorchが必要です。
セットアップコマンド
- 依存関係のインストール:
pip install -r manager_requirements.txt
- マネージャーを有効にしてComfyUIを起動するコマンド:
python main.py --enable-manager
前回の記事からの更新履歴
当サイトがGitHubのリリース一覧から機械的にまとめた、この版と前回取り上げた版の間に出た版です(単独記事にはしていません)。 全ての版はエンジン別ページにあります。
| 版 | 公開日 | リリースノート |
|---|---|---|
| v0.35.0 | 2026-09-10 | GitHub |
| v0.34.0 | 2026-08-26 | GitHub |
| v0.33.1 | 2026-08-14 | GitHub |
| v0.32.0 | 2026-08-12 | GitHub |
| v0.31.0 | 2026-08-08 | GitHub |

