IFM、K2-Horizon-MoVA-36B-A4BのGGUF版を公開:llama.cppに対応

基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| リポジトリ | IFM/K2-Horizon-MoVA-36B-A4B-GGUF |
| 公開日 | 2026-09-03 |
| ライセンス | apache-2.0 |
| 配布形式 | GGUF |
| 出典の種類 | 公開元の一次情報(公式HFリポジトリの一次情報) |
収集・肉付けの時点で当サイトのコードが確定させた値です。日付はJST。
概要
IFMは、Mixture-of-Values attention (MoVA) を採用したMoEモデル「K2-Horizon-MoVA-36B-A4B」のGGUF版を公開した。本リポジトリには llama.cpp で利用するためのGGUFファイルが含まれており、モデルテンソルはオリジナルのBF16プレシジョンで保存されている。
スペック
- パラメータ数: 総パラメータ数 36B、活性パラメータ数 4B
- アーキテクチャ: MoE (Mixture-of-Experts) と Mixture-of-Values attention (MoVA)
- コンテキスト長: 524,288トークン (ネイティブ)
- ライセンス: apache-2.0
性能
公開元のモデルカードに基づくベンチマーク測定結果は以下の通りである。ここでは比較対象を一部(K2-Horizon-MoVA-36B-A4B、Nemotron 3 Ultra、Qwen3.6-35B-A3B、Muse Glimmer-30B、Gemma 4 31B-it)に絞って掲載する。
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| K2-Horizon-MoVA-36B-A4B | Open-weight models / Nemotron 3 Ultra | Open-weight models / Qwen3.6-35B-A3B | Open-weight models / Muse Glimmer-30B | Open-weight models / Gemma 4 31B-it | |
|---|---|---|---|---|---|
| # Params | 36B | 550B | 35B | 30B | 31B |
| # Activated params | 4B | 55B | 3B | 30B | 31B |
| Architecture | MoE | MoE | MoE | Dense | Dense |
| Agents | |||||
| tau3-Banking Agentic tool use | 26.8 | 14.2 | 9.3 | 23.5 | 14.8 |
| Coding | |||||
| Terminal-Bench 2.1 Agentic terminal use | 58.6 | 53.9 | 44.9 | 51.7 | 43.4 |
| SciCode Scientific coding | 38.9 | 39.9 | 35.8 | 43.6 | 43.4 |
| Scientific Reasoning | |||||
| Humanity’s Last Exam (without tools) Expert-level reasoning | 25.2 | 28.4 | 22.2 | 22.0 | 23.6 |
| GPQA Diamond Graduate-level science QA | 80.8 | 86.7 | 84.1 | 83.5 | 85.7 |
| CritPt Frontier physics reasoning | 2.1 | 3.1 | 0.3 | 2.6 | 1.4 |
| General | |||||
| AA-LCR Long-context reasoning | 66.3 | 71.0 | 66.7 | 80.0 | 68.3 |
| AA-Omniscience Accuracy Factual accuracy | 18.8 | 22.6 | 18.8 | 27.0 | 20.0 |
| AA-Omniscience Non-Hallucination Non-hallucination rate | 69.2 | 70.3 | 49.5 | 18.1 | 15.0 |
※上記は元モデルの性能数値である(量子化によって多少の劣化が生じる可能性がある点に注意)。
公開元の測定では、エージェント系のタスクである Terminal-Bench 2.1 で58.6を記録し、比較対象の中で最も高いスコアを示している。また、tau3-Banking Agentic tool use でも26.8と高水準をマークしている。一方で、SciCode Scientific coding や科学の難問を測る GPQA Diamond、長文読解の AA-LCR では、Muse Glimmer-30B や Nemotron 3 Ultra などの他モデルに及ばない項目も見られる。全体として、活性パラメータ4Bという小規模な構成でありながら、一部のエージェントや推論タスクにおいて大規模なモデルに匹敵あるいは勝る結果を示している。
得意なこと・想定用途
元モデルは、エージェントおよび推論ベンチマークにおいて高い性能を発揮するよう設計されたスパース型のMoEモデルである。ネイティブで512K(524,288トークン)の長文コンテキストに対応しており、長文読解やエージェント用途に向いている。また、ツール呼び出し機能や推論パーサー(k2_horizon)を備えている。
動作環境
動作環境の目安(Local Model Watch 算出) — パラメータ数 37.4B(元モデル IFM/K2-Horizon-MoVA-36B-A4B の値)
| 手持ちのVRAM | 選べる量子化 | ファイルサイズ | 必要メモリの目安 |
|---|---|---|---|
| 84GB超のVRAMが必要(複数GPUまたはCPUオフロードが前提) | BF16 | 69.8GB | 83.7GB |
必要メモリは配布ファイルの実サイズに実行時のオーバーヘッド(KVキャッシュ等)を20%見込んだ概算で、文脈長・バッチサイズ・推論エンジンによって増減します。公開元の公称値ではなく、当サイトがファイルサイズから機械的に算出した値です。 他のモデルとの比較はVRAM別の早見表を参照してください。 量子化の名前の読み方は用語集にあります。
同クラスの既報モデル
当サイトが最近取り上げた、パラメータ数 15〜40B のモデルを、比較のために記事ログからコードが並べたものです。VRAM階層は当サイトの概算、ライセンスはモデルカードの記載です。
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| モデル | パラメータ数 | 最小のVRAM階層 | ライセンス | 記事 |
|---|---|---|---|---|
| Edge0/Edge0-35B-A3B-preview | 34.7B | 80GB | apache-2.0 | Edge0、スマホクラスで動く35BのMoEモデル「Edge0-35B-A3B-preview」公開(2026-09-11) |
| bartowski/Gryphe_Pantheon-Reasoning-26B-A4B-1.1-V2-GGUF | 26.5B | 12GB | apache-2.0 | Pantheon-Reasoning-26B-A4B-1.1-V2 GGUF版が公開、ローカル実行向け量子化を提供(2026-09-11) |
| nex-agi/Nex-N2.5-mini | 35.1B | 16GB | apache-2.0 | Nex-AGI、長期タスク向けオープンウェイトモデル「Nex-N2.5-mini」を公開(2026-09-09) |
入手方法
GGUF版のファイルは Hugging Face のリポジトリから入手可能である。利用にあたっては、K2 Horizonアーキテクチャのサポートを含むバージョンの llama.cpp が必要となる(MBZUAI-IFMのフォークリポジトリ等が案内されている)。

