Unsloth v0.1.811-beta公開、Docker・AMD・マルチユーザー対応

基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| リポジトリ | unslothai/unsloth |
| 版 | v0.1.811-beta |
| 公開日 | 2026-09-19 |
| ライセンス | Apache-2.0 |
| 出典の種類 | 公開元の一次情報(公式リポジトリのリリースノート) |
収集・肉付けの時点で当サイトのコードが確定させた値です。日付はJST。
概要
「unslothai/unsloth」の最新バージョン「v0.1.811-beta」がリリースされました。 unslothは、ローカル環境でLLMや拡散モデルを実行およびトレーニングするためのUIを提供するPython製のツールです(ライセンスはApache-2.0、GitHubでのスター数は76,373)。
本バージョンにおける最も大きな変更は、NVIDIAおよびAMDの両環境をサポートする新しいDockerイメージの提供と、マルチユーザーアカウント機能の追加です。これにより、Docker環境でのポータビリティが向上し、複数ユーザーでリソースを共有しながら個別の作業スペースを維持できるようになりました。
主な変更点
NVIDIAおよびAMD対応の新しいDockerイメージを提供 CUDA環境向けのメインイメージおよびStudioセットアップが更新され、GPUホスト上でのUnslothのトレーニングパッチが復元されました。また、サポートされているLinuxホスト向けに、CUDA版に加えてAMD ROCm用のDockerイメージが新たに追加されました。Studioのデータはアプリケーションコードを固定することなくボリューム上に永続化され、アップデートや生成されたパスワード、ポート設定などの維持管理が向上しています。Dockerの導入手順についてはDockerインストールガイドを参照してください。
マルチユーザーアカウント機能による隔離環境の実現 「Settings > Accounts」から、ワンタイムセットアップコードと個別のパスワードを使用してアカウントを作成できるようになりました。設定内容が一致している場合は、ロードされたモデルを共有しつつ、各アカウントの作業内容を完全に個別のスペースとして分離・保持できます。なお、既存のシングルユーザーとしての挙動はそのまま維持されます。
Qwen3.8-Flash-NextのMTPホットフィックスによる高速化 前バージョン(v0.1.810-beta)からの修正として、Qwen3.8-Flash-NextにおけるMTP(Multi-Token Prediction)のホットフィックスが適用されました。これにより、推論速度が2倍に向上しています。
INT8/FP8画像拡散モデルの推論が2倍高速化 INT8およびFP8の精度における画像拡散(Image Diffusion)モデルの推論を新たにサポートしました。これにより、従来と比べて推論処理が2倍高速化されています。
GRPOの改善とQwen3.5サポート GRPO(Group Relative Policy Optimization)に関する改善が行われ、Qwen3.5モデルがサポートされたほか、最新のTRLおよびvLLMへの対応が追加されました。また、TRLにGRPOのプロンプトトリムブロックを注入する際の不具合(PR #11169)などが修正されています。
チャットおよび推論機能の操作性向上 ローカルモデルのロード中であっても、キューに登録されたプロンプトの編集、並べ替え、コントロールが可能になりました。さらに、GGUFの推論予算(reasoning budgets)設定、チャット幅のカスタマイズ、デスクトップインターフェースの拡大縮小機能、よりコンパクトなコンポーザーなどが追加されています。
対応モデル・ハードウェア
本バージョンでは、以下のハードウェアおよびモデルアーキテクチャへの対応が強化されています。
- AMD GPUのサポート拡大: AMDのRDNA1およびRDNA2アーキテクチャが新たにサポートされました。
- Windows ARM64 CUDAのサポート: WindowsのARM64環境において、CUDAを使用したトレーニングおよび推論がサポートされました。
- MLXの機能拡張: Apple Silicon環境(MLX)において、ビデオ入力への対応、オプションのMoE(Mixture of Experts)およびデコード最適化、マルチモーダルチャットの安定性向上が図られています。
- Ascend NPUの検出: 昇騰(Ascend)NPUデバイスの検出に対応しました。
アップデート方法
Unsloth Studioの開発者版(mainブランチ)を使用している場合、以下の手順で最新バージョンにアップデートできます。
macOS, Linux, WSLの場合
cd unsloth && git pull
./install.sh --local
unsloth studio -p 8888
Windows (PowerShell)の場合
cd unsloth; git pull
.\\install.ps1 --local
unsloth studio -p 8888

