inclusionAI(Ant Group)のオープンモデルまとめ:公開モデル一覧・ライセンス・記事

2026年9月27日

inclusionAI(Ant Group)について

inclusionAI は、中国の Ant Group(アント・グループ)の AGI(汎用人工知能)の取り組みです。Hugging Face の inclusionAI の組織は、自らを「Ant Group の AGI の取り組みの本拠地」と紹介し、言語モデル・強化学習などのモデルを公開しています。公開しているモデルは212件で、更新の頻度も高い公開元です。

何を公開しているのか

  • Ling(言語モデル): 最新の Ling-3.0 は、線形アテンション(Kimi Delta Attention)と MLA を組み合わせたハイブリッドの MoE です。Ling-3.0-flash は総124B・動くのは5.1B で、モデルカードは、前の世代の1T級の旗艦モデル Ring-2.6-1T と同等以上の性能だとしています。小型の Ling-3.0-tiny は総7.9B・動くのは1.3B で、DGX Spark・Apple Silicon の MacBook・Mac mini で動作を確かめたとモデルカードに書かれています。
  • LLaDA(拡散言語モデル): トークンを1つずつではなく、拡散でまとめて生成する言語モデルの系統です。LLaDA2.2 では、文字の削除・挿入の制御トークンを使った編集を取り入れ、エージェント用途に踏み出しました。LLaDA-Image のように画像生成へ広げたモデルもあります。
  • Ming(マルチモーダル): 画像生成の Ming-Image など。
  • ほかに、画面操作エージェントの UI-Venus、OCR の ArmorOCR、安全判定の SingGuard などがあります。

ライセンス

組織カードは「組織の全てのプロジェクト(モデル)は MIT か Apache のライセンスに基づく」としています。実際、表に並ぶモデルの多くは MIT(Ling・Ming-Image)か Apache-2.0(LLaDA など)です。ただし、表のライセンス欄が空欄や other のモデルもあるので、使う前に各モデルのライセンス原文を確認してください。上の要約は法的な助言ではありません。

手元で動かすときのポイント

  • 公式の GGUF があります。 Ling-3.0-flash・Ling-3.0-tiny・ArmorOCR などには inclusionAI 自身が GGUF を出しており、llama.cpp 系のツールで使えます。Ling-3.0 には FP8・INT4・FP4 の公式の量子化版もあります。
  • 家庭用の機材で試すなら Ling-3.0-tiny が現実的です。 Ling-3.0-flash は動くのが5.1B でも総124B を読み込む必要があります。
  • 拡散言語モデル(LLaDA)は、通常の言語モデルと推論の仕組みが違います。 llama.cpp・Ollama が対応しているとは限りません。当サイトの記事の「手元で動かせるか」の判定を確認してください。

出典: inclusionAI の組織カード、inclusionAI/Ling-3.0-flash・inclusionAI/Ling-3.0-tiny・inclusionAI/LLaDA2.2-flash のモデルカード、Hugging Face 上の inclusionAI の組織のモデル一覧(いずれも 2026-09-26 時点)。

当サイトの記録とデータ

当サイトはinclusionAI(Ant Group)自身のモデルの記事を1本、それを元に第三者が作ったファインチューン・量子化版の記事を1本、公式ブログの記事を1本公開しています。下の Hugging Face のモデル一覧は、コードが毎日取得しています。公開元別のまとめの1ページで、シリーズ名はモデル系統別まとめの各ページへリンクしています。

基本情報

項目 内容
Hugging Face の組織 inclusionAI
Hugging Face の公開モデル数 212件
公式モデルの記事 1本
派生モデルの記事 1本
公式ブログの記事 1本

Hugging Face で公開しているモデル

公開元が Hugging Face で公開しているモデルは全部で 212件です。そのうち、当サイトが扱う生成モデル(テキスト・画像・動画・音声など)の新しいものを組織ごとに最大15件並べています。分類・特徴抽出などのモデル、研究用の部品、モデルカードの無いリポジトリは除き、公開元自身の量子化版・補助の別版は元のモデルの行にまとめています。重みを整数型に詰めて保存したリポジトリは、Hugging Face の集計が実際のパラメータ数と違うため、パラメータ数を空欄にしています。

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公開日 モデル 用途 パラメータ数 ライセンス 同じモデルの公式の別版
2026-09-17 inclusionAI/Ming-Image-0.1-Design 画像生成・編集 6.2B mit —
2026-09-16 inclusionAI/Realtime-Venus VLM・マルチモーダル — apache-2.0 —
2026-09-14 inclusionAI/Step-3.7-Flash-singprobe — 8M apache-2.0 —
2026-09-14 inclusionAI/Qwen3.8-27B-singprobe — 10M apache-2.0 —
2026-09-14 inclusionAI/Qwen3.5-397B-A17B-singprobe — 8M apache-2.0 —
2026-09-14 inclusionAI/gpt-oss-120b-singprobe — 6M apache-2.0 —
2026-09-14 inclusionAI/MiniMax-M2.7-singprobe — 6M other —
2026-09-14 inclusionAI/GLM-5.3-singprobe — 12M glm-5.3 —
2026-09-14 inclusionAI/Qwen3.6-35B-A3B-singprobe — 4M apache-2.0 —
2026-09-14 inclusionAI/Qwen3.6-27B-singprobe — 10M apache-2.0 —
2026-09-14 inclusionAI/Qwen3.5-122B-A10B-singprobe — 6M apache-2.0 —
2026-09-14 inclusionAI/Qwen3.5-35B-A3B-singprobe — 4M apache-2.0 —
2026-09-14 inclusionAI/Qwen3.5-27B-singprobe — 10M apache-2.0 —
2026-09-14 inclusionAI/Qwen3.5-9B-singprobe — 8M apache-2.0 —
2026-09-14 inclusionAI/Qwen3.5-4B-singprobe — 5M apache-2.0 —

Hugging Face の API からコードが取得した値です。最終更新 2026-09-26(JST)。

公式モデルのライセンス(記事に記録した値)

ライセンス 商用利用 モデル
apache-2.0 商用利用可 inclusionAI/Realtime-Venus

同じ公開元でも、モデルごとにライセンスが違うことがあります。法的な助言ではありません。使う前に各モデルのライセンス原文を確認してください。

シリーズ別

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シリーズ 公式モデルの記事 派生モデルの記事 最小のVRAM階層 最新の記事
Realtime-Venus 1 0 24GB 2026-09-19
Ming-Image-0.1-Design 0 1 — 2026-09-24

公式モデルの記事

公開日 モデル 種類 記事
2026-09-19 inclusionAI/Realtime-Venus 画像・動画・音声 「Realtime-Venus」全二重音声動画対話モデル:必要VRAM 24GB〜・配布ファイル一覧

第三者の派生モデルの記事

公開日 モデル 元のモデル 記事
2026-09-24 Comfy-Org/Ming-Image inclusionAI/Ming-Image-0.1-Design 「Ming-Image」UIデザイン特化の画像生成モデル:ComfyUIの配置先

公式ブログの記事

最終更新 2026-09-26(JST)。ページ前半の解説は、出典に挙げた一次資料をもとに AI を用いて執筆したものです。「当サイトの記録とデータ」以降の表と一覧は、記事ログとHugging Face の API からコードが組み立てています。